常設展示のご紹介
切手文化博物館の常設展示では、明治4年(1871年)から現代までに日本国内で発行された切手、約3,000点を展示しています。
日本最初の切手「龍文切手」や初の記念切手「明治銀婚(明治天皇ご成婚25周年)」(明治27年)、有名な「見返り美人」(昭和23年) などの様々な切手を時代順・種類別に展示していますので、切手の移り変わりをご覧いただけます。
この他、世界最初の切手「ペニー・ブラック」や郵便の配達に使われた肩掛箱などの郵便資料も随時展示しています。
館内フロア図
イギリス「ワンペニー・ブラック・カバー」
1840年に初めて郵便が開始されたのと同時に発行された切手を初日使用した封筒。切手の図柄は、ヴィクトリア女王で気品ある横顔が描かれています。
日本初の切手「龍文切手」
明治4年3月1日に郵便が始まった時、日本で最初に発行された切手。 額面の単位が「文」で、龍の図が描かれているところから龍文切手と呼ばれるようになりました。
日本初の消印
郵便創業時、駅逓司から切手の消印用として支給された 「検査済」印。
写真左のものが東京~熱田間で使用され、写真右のものが桑名~大阪間で使用されました。
真珠貝の書留カード便
オーストラリアで使用された真珠貝の書留カード。
今から約100年前に書留便として郵送されたものです。裏側の文面には掘り込まれたスワンが見られ、差出人のセンスの良さが伺えま す。
切手趣味週間見返り美人
昭和23年(1948年)11月29日発行。
菱川師宣の浮世絵「見返り美人」を図案にした切手。
その美しさと異例の大きさとで大人気となった1枚。
記念切手、ふるさと切手、etc.…
ここでご紹介した以外にも、様々な切手を展示しています。
思い出の1枚や、お気に入りの1枚が見つかるかもしれません。
ごゆっくりご覧ください。